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話題の「ドローンショー」がビジネスをさらに加速させる

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近年、ドローン技術が目覚ましい進化を遂げています。農業、建設現場、災害支援等その活躍の場は多岐に渡ります。その中で、エンターテインメントとマーケティング要素を兼ね備えた「ドローンショー」が視覚的に壮観な演出と高度なテクノロジーの融合により、革新的な表現方法として注目を集めています。今回はこの「ドローンショー」についてマーケティングの視点で紹介していきたいとおもいます。

調査概要

ドローンショーとは?


ドローンショーは、数十台から数千台のドローンを夜空に飛ばし、光や動きを同期制御することで、様々な形や文字、映像を描き出す表現方法の総称です。



※世界初のドローンショーと呼ばれる映画『スター・トレック』のプレミア上映会の一コマ

世界で初めてのドローンショーは2013年のイギリスで開催され、その後は2018年の冬季オリンピックでも採用されるなど徐々に世界中のイベントやプロモーションでその姿を見る機会が増えています。

近年ではエンターテイメント業界で注目を集めており、企業イベントや音楽フェスで演出としても活用されています。

ビジネスにおける利点


夜空に多彩な表現を行うドローンショーはその芸術性の高さやエンターテインメントとしての魅力は勿論ですが、ビジネス主にマーケティング分野でのメリットが大いに期待されています。ここではそのポイントをいくつかご紹介します。

ブランド認知度の向上


大規模なイベントや広告キャンペーンにおいて、ドローンショーは圧倒的な存在感を発揮し、ブランド認知度の向上に大きく貢献します。他のどの広告媒体よりも大きく、スマホやパソコンを使わずに誰でも見ることができるため多くの人にリーチすることが可能です。



顧客エンゲージメントの強化


ドローンショーは、没入感のある体験を提供することで、顧客エンゲージメントを飛躍的に高めます。その場で見ているだからこそ味わえるのもドローンショーの魅力です。オリンピックなどの世界的なイベントや映画のプレミア試写会ののような大勢の人が集まるイベントでは非常に有効な手段と言えます。

新商品/新サービスのプロモーション


ドローンショーは、新商品の機能や魅力を視覚的に訴求するにも最適な手段です。



ドローンショーには1台1台ごとにその動きやスピードを細かく制御するプログラミング技術も求められます。そしてそれを実行には精度の高いハードや技術が必要です。半導体大手のインテルでは自社のCPUやテクノロジーの優秀さもアピールする場としてドローンショーをアメリカを初めとして世界各国で度々展開しています。

マーケティングにおける利点



ソーシャルメディアでの拡散


スマートフォンが一般的になり動画を誰でも撮影・共有できる現在、ドローンショーは、SNS映えするコンテンツとしても拡散力に優れています。商品やブランドを初めて知った…という人にとっても純粋に「教えたくなるコンテンツ」として拡散されることが期待されます。

ターゲット層へのアプローチ


ドローンショーは、展開される特定の地域や年齢層に効率的にアプローチすることができます。近年ではドローンでQRコードを空中に描き、スマートフォンで読み取ってもらうことで自社サイトや購入ページに誘導する手法も多く見られるようになりました。



今後の展望


ドローン技術の進化に伴い、ドローンショーはさらに高度化していくことが予想されます。3Dマッピング技術やAI技術の活用により、より複雑な演出やよりリアルな体験が可能になるでしょう。
また、ドローンショーは、ライブ配信やVR技術との組み合わせにより、より多くの人々に届けることができるようになるでしょう。

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