WebARの効果的な活用方法を解説!デジタルプロモーション担当必見!
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5Gを始めとする情報通信技術の進化により、以前に増してXR(Extended Reality)がビジネスシーンでの活用が見られます。XRは「VR」「AR」「MR」といった技術の総称で、現実と仮想空間を融合し、新しい現実を創り出す技術として注目されてきました。
今回はこの中でも「AR」を取り上げたいと思います。特に、ARの中でも導入側にも体験する側にもメリットが多い「WebAR」をピックアップしてご紹介します。
- 調査概要
そもそもARとは?
ARとは「Augmented Reality」の略で、日本語では「拡張現実」と訳されます。一言で言えば目の前の現実世界にコンピュータで+αの情報を与える技術です。デバイス越しに見える現実世界の風景に文字などの情報を重ねることで「拡張された現実」を体験するため、「拡張現実」と呼ばれています。
ARは大きく2つの種類に分類することができます。
一つはGPSなどの位置情報を使用する「ロケーションベースAR」、もう一つは特定の形やQRコードのようなマーカーを読み込む「ビジョンベースAR」の2種類です。
現在、企業が行っているプロモーションでは「ビジョンベースAR」がよく使用されています。商品パッケージや広告に付けられたQRコードを読み取って体験できるARが代表的です。
森永乳業から発売されている人気お菓子シリーズ「ピノ」では2022年秋にARを使ったキャンペーンを展開しました。「ピノ」のパッケージにあるQRコードを読み取ると様々なゲームをARで楽しめる「ピノゲー」が話題となりました。
近年の動向
ARが広がり始めた2000年代は主にリアルなイベントや店舗で、顧客の流入や販売促進の目的でARが活用されました。しかし、コロナ禍を経て人々の生活や働き方にもリモート化・デジタル化の大きな変化が訪れ、ARの活用方法にも変化がおきています。
AR技術では非接触且つ遠隔でも体験可能というメリットがあります。そのため、エンタメ・美容・ファッション業界を中心に顧客満足度の向上や、新規ユーザー獲得への施策として注目されています。
WebARとは
様々な活用方法がある期待されるARですが、当初は専用のアプリをダウンロードが必須のものばかりでした。アプリは、端末内の容量が必要である上にダウンロードができるまでの待機時間にユーザーが離脱してしまうという課題があります。
この離脱率を下げるコンテンツとして、現在注目されているのが「WebAR」です。
「WebAR」とは特定のアプリケーションを必要としないARの総称です。
WebARを体験するために必要な環境はWebブラウザのみの為「ブラウザAR」とも呼ばれます。
ユーザーはQRコードをカメラで読み込み、WEBページを見るようにスムーズにARが体験できることが最大の特徴です。
WebARのメリット
WebARを選ぶメリットは、大きく3つあります。
1)アプリインストール不要で利用までのハードルが低い
WebARの特徴の中でもお伝えしたように、特定のアプリが不要なことは大きなメリットです。まずユーザー側はアプリケーションをダウンロードすることなく、Webページをみる感覚でスムーズにARを体験できます。これはキャンペーンを展開する側としても、離脱を防ぎながらARに誘導ができるため有効です。
2)コンテンツの導入がスムーズ
WebARはコンテンツを導入する側にもメリットが生まれます。まずアプリが不要な事から、新規で新たにアプリを開発する必要はありません。アプリ開発に関わるコストや工数・OS毎の検証作業が不要になり、アプリが必要なARに比べて工程もシンプルでスムーズに導入することが可能です。
3)WEB上での連携でSNSへの共有が簡単
WebARはブラウザで体験できるARの為、Webページでできることが簡単に行えます。通常気になったページをワンクリックでSNSに共有できる事と同じく、WebARで体験した画像等をスムーズにSNSに共有することができます。その為、SNS上での拡散を目的としたキャンペーン等では非常に有効なツールとなります。
尚、DX先端研究所ではこれまで多くのWebARを活用した事例をご紹介しております。詳しく知りたい方は下記の「企業事例と実証実験」も併せて御覧ください。
<企業事例と実証実験>
まとめ
今回はアプリ不要のWebARについて解説いたしました。
様々なメリットを持つWeb ARですが、ただ開発すれば自然と結果が出るわけではありません。訴求したい内容・ターゲット・課題点により適切な企画・制作が必要です。是非解決したい課題を整理した上で、本日ご紹介したWebARの活用を検討してみてはいかがでしょうか。